2016年10月6日木曜日

カナダとイギリスの長い長い関係 from Victoria, BC, Canada

カナダ西部の街ビクトリアのカモソンカレッジに交換留学生として滞在しています。今回はカナダとイギリスのお話です。



ブリティッシュコロンビア州という名前はこの一帯がイギリス領だった頃に当時の英国女王によって命名されました。上の写真でも分かる通り、州旗の上半分にはイギリス国旗が描かれています。カナダは歴史的に見てもイギリスとの結びつきが強く、もとはイギリス(+フランス)の植民地でした。独立に向けた動きが始まるのは1860年代ですが、本土の独立承認を得たのは1931年、カナダの憲法と法律が制定されたのが1982年で、一国家となるまでに100年以上を要しました。

ただ、現在に至るまで他の『元イギリス領』だった国と同様に英連邦の一員となっていたり、国家元首はエリザベス2世英国女王で、その代理として総督という役職が存在します。多くの人はカナダ政府のトップは『首相』だと認識しているかも知れません(私もそうでした)が、首相は総督によって任命されます。国として独立を果たした後も、イギリスとのつながりは根深いものがあるのですね。

今回このトピックを選んだのは、先月ビクトリアで起こった出来事からです。数週間前に英国王室のケンブリッジ公ウィリアム王子とその御妻子がブリティッシュコロンビア州を数日間にわたって訪問されました。そのスタートはビクトリア。週末だったこともあり、多くの人がその姿を一目見ようとダウンタウンに集まったそうです。日本とは違って外国の人込みでは何が起こるのか不安だった私は、その日は家でゆっくり休んでいました。


23:55 on October 5th 2016 in Victoria, Canada
Written by TOHRU

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